設立主旨

掲載日:2013年12月17日

近年、医療における薬物治療の重要性が以前にまして強く認識されるようになり、画期的な治療薬の創出を望む声が高まってまいりました。こうした要望に応えて、1990年10月に日本学術会議から「創薬基礎科学研究の推進について(勧告)」が出され、その具体的展開を図るために、厚生省では創薬科学総合研究ファルマドリーム21計画が推進されています。

一般に創薬は、合成化学、薬理、製剤など多くの学術分野の研究、技術の総合の上に行われ、これを効率よく推進するためには各分野における情報の有機的結合が不可欠と考えられます。この内、医薬品の最終投与形態の設計を担当する製剤は、薬物体内動態あるいはそれを決定する投与形態・剤形が治療効果発現に及ぼす影響が強く認識されるようになった結果、創薬の基盤となる研究分野の一つと認知されるにいたりました。

しかしながら、製剤設計は対象薬物の物理化学的特性、体内動態、薬理作用などのソフト情報と製剤機械、材料などに関するハード技術の総合の上に行わる極めて学術的な領域であり、従って研究成果の発表も、薬学会薬剤学製剤学部会を始めとして、薬剤学会、薬物動態学会、DDS学会などさまざまな学会にて行われています。このような製剤学研究のすそ野の拡大、発展は領域として望ましいものでありますが、情報の集約という観点から見た場合、特に製薬企業サイドにとっては、製剤学の領域内部での交流、外部からの情報の収集の両面において十分とはいえない状況にあります。一方、新薬の承認申請データの国際調和を目指すICHの動きに代表されるように、創薬の世界においても国際化は大きな時代の流れと捉えられますが、こうした流れの中で、製剤学研究に関する国際的な情報の収集と整理も緊急の課題と考えられます。

以上のような背景のもとに、今回我々は国の内外における製剤学と関連他領域との交流の核、また製剤学研究者のあいだの自由な情報交換の場を創り出すことを目的として、「創剤フォーラム」の設立を企画しました。今後本フォーラムにおきましては、大学・国公立研究機関と製薬企業の製剤学関連領域の研究者が、創薬における製剤学研究の重要性を強く認識し、相互協力のもとに我国の製剤学研究の飛躍的発展、独創的医薬品の創製を目指して協力していけるよう、シンポジウムを始めとする各種企画を進めていく予定です。

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